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Vol.20 「予算を決めよう」
予算を決めよう
「お小遣い」どうしていますか? 今回は子どもに金銭感覚を身につけさせる効果的な方法を紹介します。お小遣いを渡す時点で、子どもに予算分けをさせるというものです。
使い道を分ける
お小遣いを渡したら、子どもと一緒に大まかな使い道を決めましょう。この時、使うお金と貯めるお金のどちらにも予算を割り当てるようにしましょう。
次の4種類に分ける方法をおすすめします。
① 必要な物を買うお金(文房具など)
② 欲しい物を買うお金(お菓子など)
③ 少し先のために貯めるお金(友だちへのプレゼントなど)
④ 大きな買い物のために貯めるお金(ゲームソフトなど)
大事なのは子ども自身にしっかりと考えさせることです。子どもがうまく予算を立てられなくても、おうちの人は「何々は何円くらいだよ」とアドバイスする程度に留めましょう。
予算を変えない
決まったら、仕切りのある箱などを用意して、予算通りに分けて入れましょう。使う時はそこから取り出し、使い終わったらお釣りを戻すようにします。お金が足りなくなっても、他の区分から移すことは禁止です。そうすることで、先月は欲しい物を買うお金が足りなくなってしまったから、今月はもう少し貯めるお金を減らして使うお金を増やそう、などと自然と子ども自身で考えるようになっていきます。成長して、貯めるお金の金額が大きくなってきたら、専用の口座を作ってあげるのもいいでしょう。
現代は、キャッシュレス化が進み、お金がいくらあっていくら使っているのか、目に見えにくい社会になってきています。だからこそ、子どものうちから金銭感覚をしっかりと身につけておくことが重要です。
vol.20 ブンブンどりむ 保護者向け情報誌「ぱぁとなぁ」2019年11月号掲載