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Vol.27 「ピクトグラム」

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ピクトグラム

 非常口で見られる「緑色の駆け出す人」など、伝えたいことが見ただけでわかるようにデザインされた絵文字、ピクトグラム。誰が見てもわかることを目的に考えられているので、大人でも子どもでもすぐに意味がわかります。普段、何気なく目にしているピクトグラムに改めて注目してみましょう!

ピクトグラムの意味を考える

 駅やスーパーなど公共施設での案内表示はもちろん、服の取り扱い表示など家の中にもピクトグラムは隠れています。家族みんなで探して、見つけたら、何を伝えるためのものなのか、どうしてこのデザインなのか、などを話し合ってみましょう。現在、新型コロナウイルス感染防止のための「新しい生活様式」を表すピクトグラムが次々に考え出されているように、ピクトグラムは社会の問題を解決するために生み出されるものです。ピクトグラムについて考えることで、社会の課題や変化を見つける力を身につけられます。

オリジナルのピクトグラムを作る

 いろいろなピクトグラムの例を見つけたら、次は家庭オリジナルのものを考えてみましょう。「勉強中は静かに!」「ゲームは1日1時間」などのルールや、「晩ごはん」「犬の散歩」などのスケジュールといった身近なことをピクトグラムで表します。ピクトグラム作りは、伝えたいことをはっきりとさせ、それを表す絵柄を考え、シンプルなデザインにするという手順を踏みます。デザインのポイントは余計な要素を省いて、大事な要素だけを残すこと。お互いのピクトグラムにアドバイスをしたり、家族みんなで同じテーマについてのピクトグラムを考えたりして、楽しみながら挑戦してみましょう!

 ピクトグラムは、1964年の東京オリンピックの際、言葉の通じない外国人にもすぐに意味が伝わるようにと考え出されたことがきっかけで世界中に広まりました。「誰にでもわかる」という視点を持つことは、これからの社会で必ず必要になるものです。身近な例から身につけていきましょう。

vol.27 ブンブンどりむ 保護者向け情報誌「ぱぁとなぁ」2020年9月号掲載

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