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Vol.36 「短歌をよもう」

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短歌をよもう

 古典的なイメージのある短歌ですが、最近では、SNSを中心に若い世代でもブームになっています。季語などの難しい決まりがなく、気軽に親しめるのが短歌の魅力です。家族みんなで短歌の世界を楽しみましょう!

おすすめの歌集

 短歌ブームを受けて、歌集が次々と刊行されていますので、読んでみましょう。おすすめは、2022年9月刊行の『歌集 じゃんけんできめる』です。朝日新聞の短歌投稿コーナー「朝日歌壇」に常連として掲載されて話題となった母子3人による短歌集です。2012年から2022年までの作品が年ごとに並べられており、姉弟が短歌と共に成長している様子が伝わってきます。
 【母・聖子さんの歌】
 新しい教祖のように迎えられ麩をちぎる子に鯉のざわめく
 【姉・葵さんの歌】
 弟の「ん」はいったんもめんだよ夜になったらとんでいきそう
 【弟・聡介さんの歌】
 ふうせんが九つとんでいきましたひきざんはいつもちょっとかなしい

短歌の作り方

 短歌のルールは5・7・5・7・7の31音で作ることだけですので、誰でも簡単に詠めます。31音のルールも絶対ではなく、近い数でリズムが良ければ短歌として成立します。好きなことや身の回りで起きたできごとを短い言葉でメモしておき、それらを並べてリズムを整えると短歌ができます。うまく言葉が見つからない時は、辞書で探したり、アドバイスをし合ったりしましょう。早速、挑戦してみてくださいね。

 短歌に親しむことで、自分の気持ちや考えを言葉で表現する力を身につけられます。また、感想を伝え合ってコミュニケーションも増やせます。傑作ができたら、新聞や雑誌の短歌コーナーや賞などに投稿してみましょう!

vol.36 ブンブンどりむ 保護者向け情報誌「ぱぁとなぁ」2022年11月号掲載

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