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Vol.4 「いろいろな方向から見よう」
いろいろな方向から見よう
A のような立方体の積み木を積んで正面、右、真上から見ると、下の図のようになりました。
このようになるためには、立方体の積み木は最低何個必要でしょうか。ただし、積み木は空中に浮かせないものとします。
「最低」という条件がなければ、縦、横、高さに3個ずつ積めば、正面、右、真上から見た図は①のようになります。
しかし、できるだけ少ない積み木にするため、抜いても正面、右、真上から見た図が変わらないよう、積み木を抜いていくことを考えます。例えば、②のように積み木を減らしても、正面、右、真上から見た図は変わりません。
このように正面、右、真上から見た図が変わらないように不要な積み木を抜いていくと、③の図になります。(他にも積み木の抜き方はありますが、積み木の数を一番少なくするためには、中心を残します)正解は15個です。
空間を紙面上で理解することはとても難しいので、複数の方向から見た図や、全体図(見取図)から立体を把握することが有効です。立体図から平面図、平面図から立体図という両方向から図を把握する練習をしてみましょう。実際に立体を作ってみてもいいですね。
vol.4 ブンブンどりむ 保護者向け情報誌「ぱぁとなぁ」2018年7月号掲載