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Vol.66 計算パズルに挑戦しよう

計算パズルに挑戦しよう
5つの数字A、B、C、D、Eがあります。この5つは、1~9までの9つの数字のどれかであることがわかっています(5つの数字はすべて違うものです)。5つの数字について次のア~エのことがわかっているとき、A+C+Dを計算するといくつになりますか。
ア:A+B=E
イ:E=2×D
ウ:A+D=C
エ:2×B=A+C

ヒント
自分でいろいろ数字を入れて探してみてください。ア~エの4つの条件をすべてクリアする数字の組を見つければOK。最初はイの条件を使ってDとEの数字を決めておくといいですね。
イより、DとEの数字は「D=1,E=2」「D=2,E=4」「D=3,E=6」「D=4,E=8」の4パターンのどれかになります。
① 「D=1,E=2」のとき
アの式はA+B=2になります。D=1なので、この条件は使えません。
② 「D=2,E=4」のとき
アの式はA+B=4になります。AとBは1か3のどちらかですが、B=1だとエの式が2=A+Cになって使えませんから、A=1、B=3で考えます。このとき、ウの式だと1+2=CよりC=3、エの式だと2×3=1+CよりC=5となってしまうので使えません。
③ 「D=3,E=6」のとき
アの式はA+B=6になるので、AとBは「1と5」または「2と4」のペアになります。Bが1または2だとエの条件にあいません。A=2、B=4のときエの式は、2×4=2+CよりC=6となりますがE=6なので使えません。A=1、B=5のときウの式だと1+3=CよりC=4、エの式だと2×5=1+CよりC=9となってしまうので使えません。
④ 「D=4,E=8」のとき
アの式はA+B=8になります。Bが1または2だとエの条件にあいません。A=5、B=3のときエの式は、2×3=5+CよりC=1となりますがウの条件にあいません。A=3、B=5のとき、エの式は2×5=3+CよりC=7、ウの式の条件も3+4=7と条件をすべてクリアします。A=1、B=7だとエの式が2×7=1+CよりC=13、A=2、B=6だとエの式が2×6=2+CよりC=10となりどちらも使えません。
よって、ア~エのすべての条件をクリアした④の「A=3,C=7,D=4」の場合を考え、A+C+D=3+7+4=14となります。
答え 14
vol.66 ブンブンどりむ保護者向け情報誌「ぱぁとなぁ」2025年7月号掲載