子供の考える力・書く力はこうすれば伸びる！

　太郎くんが勝った1回の手を考えましょう。

① 太郎くんがグーかチョキで勝ったとき　残り9回の手は

　・太郎くんがグーで勝ち
　　太郎：グー1回、チョキ3回、パー5回
　　花子：グー6回、チョキ2回、パー1回

　・太郎くんチョキで勝ち
　　太郎：グー2回、チョキ2回、パー5回
　　花子：グー6回、チョキ3回

　太郎くんは残り9回のじゃんけんがすべて「負けかあいこ」で終わっているので、どちらの場合も、花子さんがグーを出すとき太郎くんはグーかチョキしか出せません。花子さんのグーは6回、太郎くんのグー＋チョキは4回なので条件に合いません。よって、太郎くんが勝った手はグーかチョキではなくパーだったことがわかります。

②太郎くんがパーで勝ったとき　残り9回の手は

　太郎：グー2回、チョキ3回、パー4回
　花子：グー5回、チョキ3回、パー1回

　花子さんが5回グーを出すとき、太郎くんはすべてグーかチョキを出します。この5回で花子さんの勝ちが3回、あいこは2回です。
　残りの4回で、花子さんはチョキを3回、パーを1回出しますが、太郎くんはすべてパーを出します。この4回で花子さんの勝ちが3回、あいこは1回です。
　よって、花子さんは全部で6回勝ったことがわかります。

　

答え　6回